磐戸(一八十)の巻

ペガサス

2012年05月01日 01:23


 キつけてくれよ、キがもとざぞ、
 キから生まれるのざぞ、
 心くばれと申してあろが、心のもとはキざぞ
 総てのもとはキであるぞ
 キは⦿(ヨロコビ)ざぞ
 臣民みなにそれぞれのキうへつけてあるのざぞ、

 うれしキはうれしキことうむぞ、
 かなしキはかなしキことうむぞ、
 おそれはおそれうむぞ、
 喜べば喜ぶことあると申してあろうがな、

 天災でも人災でも
 臣民の心の中にうごくキのままになるのざぞ。
 この道理わかるであろがな。

 爆弾でもあたると思へばあたるのざぞ、
 おそれるとおそろしいことになるのざぞ、
 ものはキから生まれるのざ
 キがもとぞ、くどくキづけておくぞ。

 ムのキ動けばムくるぞ、
 ウのキうごけばウ来るぞ、
 どんな九十でもキあれば出来るぞ、
 
 キからうまれるうぞ、
 勇んで神の御用つとめて下されよ。
 
 十二月三十一日 ⦿の一つ九⦿  第ニ帖


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