ゆる～り笑顔♪

　女の子の人生
　
　母親が、暴力を振るうので・
　家に居たくない。
　いつからか・・物心ついた頃には・・殴られてた。

　それは、父親に対するグチ・
　仕事のグチから始まる。
　何かをきっかけにキレて
　ばとうしながら暴力をふるいだす。
　何がきっかけなのかは、わからない。。

　（他人に言ってはいけない事！と思いこみ。
　　誰にも相談出来ず・・
　　中学３年までを｢いい子｣を
　　演じていたらしい。）

　中学３年の受験シーズンに、
　初めて　父親から暴力を受けた。。

　なんとか、高校には受かったけれど
　受験のストレスと母親の恒常的な暴力
　父親からの初めての暴力
　
　全てがいやになって
　高校生活を始めた頃から・・・
　家に帰らなくなった・・
　同時に、父親は｢単身赴任｣という名目で
　実質は離婚前提の別居状態に・・。

　・・沈黙・・・

　（｢あなたは､何も悪くないわよ｣

　　自分のせいで、家庭が破たんしたと
　　思っていたらしい彼女は、
　　その言葉を聞くと、
　　溜め込んでいたものを
　　涙と共に吐き出した。
　　やはりまだ子供。
　　いままで一人で強がって
　　生きてきたんだろうな、
　　と想像できる。）

　家へ帰らなくなったら・・・
　生活が乱れて、
　高校もやめてしまった。

　今は、自分でバイトして貯めたお金で
　通信制の高校に通っている。
　あと１教科　単位を取るだけで
　卒業資格がもらえる。

　でも、家に帰ると　
　母親は、グチから始まり・・
　あらゆる言葉で　ばとうしながら
　暴力をふるってくる。。。
　（大人の顔色を伺って生きてきた彼女は、
　　私に気を使い、
　　母親の発する言葉を選んで
　　オブラートに包んで伝えていた。
　　きっと『ぜったいに言ってはいけない言葉』も
　　あびせられていたであろう事は、
　　彼女の目が語っていた。）

　最近、母親は
　私に向けていたものを
　妹に向け始めた。・・・
　それは絶対避けたいので
　帰らなきゃいけないと・・・思う。

　（自分が、的になれば
　　妹を守る事が出来る。
　　そうやって、生きてきたんだな）

　情けなくて。やるせなくて。
　雨の中を歩いてみた。
　
　まだ１８歳の女の子の人生
　どれほどのオトナが
　通り過ぎたのだろう・・・

　それを思うと
　心に浮かぶのは
　ごめんなさいね。ごめんなさいね。
　その言葉だけだった。　
　言い続けながら
　滝のような雨にうたれて、歩いた。
　
　雨にうたれたら
　スッキリ

　やっぱり雨は好き♪


　つづく・・・かも・・